燃ゆるとき THE EXCELLENT COMPANY
(C)2006「燃ゆるとき」製作委員会
戦後まもなく誕生した、小さな食品会社「東輝食品」は、即席麺・カップ麺を主力に大企業に成長し、アメリ力にも進出していた。しかし、アメリカでは、安価なアジア企業のカップ麺に押され売停上げが頭打ち状態。そこで、現地法人の社長・深井光司は、営業マン・川森潔を日本から呼び寄せることにした。工場には150人ほどの現地従業員がいるが、従業員を前に社長の深井がコストカットのため従業員を一時的にレイオフすることを通告。着任早々そんな現実を目にする川森だった。企画販売会議では旧態依然の小田島武史や大村たちと意見が対立、険悪な雰囲気となる。また、新商品開発でも価格が折り合わないなど問題が発生。意を決した川森は、部下のキャサリンを連れて、精油会社社長マルケスを訪ね価格交渉をするが断られる。それでも「安く、うまい、ラーメンを作りたいんだ」と食い下がる川森は、マルケスとテキーラの飲み比べを開始。最後は意識を失い倒れた川森だが、その姿にマルケスも心を動かされ、2人の間に友情が芽生える。そして、高品質のアミーゴオイルを手に入れ、新製品のカップ麺が完成。味の評判も上々で、全米から大量受注。工場は一気に活気づくのだったが、川森は全幅の信頼を寄せていたキャサリンからセクハラ嫌疑をかけられるのだった。
- 公開日
- 2006年2月11日(土)
- 監督
- 細野辰興
- 撮影
- 鈴木達夫
- 製作年
- 2006
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 114
- INTRODUCTION
- 原作は、経済小説の第一人者・高杉良のベストセラー小説「ザ エクセレントカンパニー/新・燃ゆるとき」(角川文庫刊)。日本映画界に一大旋風を巻き起こした『金融腐蝕列島一呪縛一』以来、待望の映画化となる。アメリカ市場という”戦場”に戦いを挑んだ実在の食品会社をモデルにした作品で、アメリカ大陸で日本のカップ麺を売るために歩んできた軌跡を描いた勇気と感動の物語である。主人公の川森潔を演じるのは日本映画界を代表する俳優・中井貴一。川森の妻・隆子役に大塚寧々、川森と共に戦う上司や仲間たちを鹿賀丈史、津川雅彦、伊武雅刀、長谷川初範、中村育二といった超豪華な顔ぶれが演じている。監督は、『シャブ極道』『竜二Forever』などで知られる細野辰興監督。男同士の友情と絆、そしてそれを支える家族愛を描ききり、骨太な作品に仕上げている。また、主題歌はこれまで数々の名曲を生み出してきた小田和正が担当している。
- STORY
- 戦後まもなく誕生した、小さな食品会社「東輝食品」は、即席麺・カップ麺を主力に大企業に成長し、アメリ力にも進出していた。しかし、アメリカでは、安価なアジア企業のカップ麺に押され売停上げが頭打ち状態。そこで、現地法人の社長・深井光司は、営業マン・川森潔を日本から呼び寄せることにした。工場には150人ほどの現地従業員がいるが、従業員を前に社長の深井がコストカットのため従業員を一時的にレイオフすることを通告。着任早々そんな現実を目にする川森だった。企画販売会議では旧態依然の小田島武史や大村たちと意見が対立、険悪な雰囲気となる。また、新商品開発でも価格が折り合わないなど問題が発生。意を決した川森は、部下のキャサリンを連れて、精油会社社長マルケスを訪ね価格交渉をするが断られる。それでも「安く、うまい、ラーメンを作りたいんだ」と食い下がる川森は、マルケスとテキーラの飲み比べを開始。最後は意識を失い倒れた川森だが、その姿にマルケスも心を動かされ、2人の間に友情が芽生える。そして、高品質のアミーゴオイルを手に入れ、新製品のカップ麺が完成。味の評判も上々で、全米から大量受注。工場は一気に活気づくのだったが、川森は全幅の信頼を寄せていたキャサリンからセクハラ嫌疑をかけられるのだった。
- CASTING
- ●中井貴一 1961年生まれ。東京都出身。81年「連合艦隊」で映画デビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。02年「壬生義士伝」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞受賞。主な出演作は、「ビルマの竪琴」(85)、「忠臣蔵 四十七人の刺客」(94)、「マークスの山」(95)、「愛を乞うひと」(98)、「梟の城」(99)、「亡国のイージス」(04)など。 ●大塚寧々 1968年生まれ。東京都出身。94年『やさしい嵐』で映画デビュー。主な出演作は「スワロウテイル」(96)、「殺し」(00)、「天国から来た男たち」(01)「うつつ」(02)、「笑う蛙」(02)など。 ●木下ほうか 1964年1月24日生まれ。大阪府出身。主な出演作は「岸和田少年愚連隊」(96)、「マルタイの女」(97)、「のど自慢」(99)、「コンセント」(02)、「竜二Forever」(02)、「刑務所の中」(02)、「北の零年」(05)、「いらっしゃいませ、患者さま」(05)など。
- 配給会社
- 東映